2011年12月14日

『夢』を越えて

水藤 義徳

去る12月11日、『福岡キャナルシティー劇場』での9日間連続・13公演は
おかげさまで無事に千秋楽を迎えた。

期間中は憧れのcobaさんとジャズギタリストの天野清継さんを迎えての
コラボレーションステージや、クロレラ工業さんの全国10回に及ぶ貸し切りファイナル公演、そして終演後に一風堂・河原社長だけにサプライズで行った
誕生祝い演奏?などなど、毎日が新鮮で楽しくて「アッ」と言う間に幕が降りてしまった。終わってみると「もっとやりたかった」と言うのが本音であった。

suito-1.jpg《cobaさんとの打ち上げ風景。メンバー全員とかなり熱く語り合いました。》

18年前の結成当時からTAOに携わっている私から言えば、
この公演は『夢』の実現の瞬間であり、地元・九州においてTAO自主公演としての長期演奏が出来た事に深い感動を憶えた。
これはもう、「ロングラン公演大成功!!」と言って走り回りたい程である。

当時、TAOの活動の場と言えば、『お祭り』や『野外イベント』が殆どで、
劇場で演奏する機会はまず無かった。
このキャナルシティーでも、噴水のあるイベント広場に何度か出演させて頂いた思い出が鮮明に残っている。数少ない福岡での演奏のチャンスと言う事で、
毎回相当な『意気込み』と『夢』を抱いてこの広場に立ったものだ。

あれから10年以上の月日が流れた今、
こうして『キャナルシティー劇場』の舞台に立つ事が出来た。

千秋楽最後の演目『FANTASIA』で「ドッセイヤ!ニッポン!!」と叫んだ
瞬間、両目の奥深くから勝手に涙が込み上げて来るのを感じた。
満席の客席の中には、結成当時からのお客さんから最近よく来て下さる様になったお客さんまで、本当にたくさんの『笑顔』が見えた。こんなにも沢山の人にTAOは支えて頂いているのだと実感した。

公演が終わり、イベント広場に何となく立ち寄ってみた。
ここで演奏していた頃の自分の姿が脳裏に映し出され、ふとこんな事を考えた。

TAOはこの先、一体いくつの『夢』を叶えて行くのだろう・・・?

私は歩き出しながら自分に答えを出した・・・。

きっとこの先、永遠に新しい『夢』を叶え続ける事になるであろう。
そして想い描く『夢』はTAOの為だけでは無く、
TAOを支えて下さる皆さんの『夢』であり続けなければならない。
客席に広がる『笑顔』の為に、TAOは前へ進み続けるべきなのだ!

今回の長期公演で学んだ事を胸に、次回ここへ帰ってくる時にはまた一つ
『夢』を越えた自分でいられるように頑張って行こうと思います。

今年も残す所あと僅かとなりましたが、
皆さん、ラストスパートです。振り絞って行きましょう!!


2011年12月12日

一言の激

谷中 宏康


キャナルシティでのロングランが始まって、色んな事を学んだ。

TAOが出来た頃からいた先輩達の念願の場所で出来るまでの思い。

プロデューサーのこの場所に掛ける思い。

色んな形で支えていただいている、クロレラ工業、一風堂の皆さん。

そして、何よりここへ足を運んでくれたファンの皆さん。

まだまだ、書ききれない人達に支えられてここまで来る事が出来た事。

そこに、まだ5年目ではありますが、一緒に感動を感じる事が出来た事を

本当に幸せに思います。


そして、一番思うのは、自分達はいつも全力でやっているわけですが、

プロデューサーが雰囲気を見て、その時にあった激をくれる。

一番残ったのは

「魂をもっと込めろ、気持ちで舞台はまだ変る。」

この一言で舞台の雰囲気が一変する。

他にも色んな言葉を貰った。勿論先輩方にも、

その時に感じた事、たった一言でこんなにも変える事が出来る。

そんな人になりたい、多分その人が歩んできた道で学んだ重みが言葉に乗っかって胸に、心に響く、自分は?と思うと全然そんな人間になれていない。

まだまだ足りないものを感じた。

ここで学んだ色んな事を生かして、毎日一歩ずつ、努力し前進します。

今日は千秋楽全ての思いを込めて舞台に挑みます。


皆さんありがとう、本当にありがとう。

自分も必ず時間はかかるかもしれませんが

先輩達やプロデューサーのような大きな人になってまた新しいものを用意して必ず

ここに戻って来ます。

2011年12月11日

人は集う

黒柳 夏子


キャナルでのロングラン公演も、今日で最後。

いよいよ、フィナーレを迎える事となりました。

始まるまでは、どうなるのかという不安と初めての事への期待でちょっと顔が強張っていたくらいですが、なんのなんの毎日が楽しくて仕方がありませんでした。

やっぱりこういったロングラン公演が、エンターテイメントとしては目指す所なんでしょうね。そこに行けばいつでもTAOに会える、そういう世界を早く世界中に広めて行きたいです。


さてさて、この期間中は本当にたくさんの方にお会いしました。


アコーディオン奏者のcobaさん、音楽のセンスは半端じゃありませんでした。一つ一つの音へのこだわりは私たちが今後見習うべき部分を教えて頂きました。人としても勿論最上級のエンターティナーでいらして、打ち上げの席では誰よりも笑い周りを楽しませ、感動のお話を沢山聞かせて頂きました。


私たちの大いなる支援者のクロレラ工業の皆さん、今年は全国10カ所での公演をして下さってキャナル公演で今年の公演は終焉を迎えましたが、来年はもっと増える予定です。クロレラ工業さんも私たちも、自分よりも他人を思いやるという同じ気持ちが根底にあるので、これからも互いを尊敬し合う絆がより一層深まりそうな予感です。


そして同じ九州を基盤として「ニッポンを元気に」と志を共に歩み続ける一風堂の皆さん。河原社長のお誕生日が近い事もあって、一緒にサプライズ企画を立ち上げての盛大な誕生会&忘年会を催したのですが、盛り上がるのなんのって(笑)誰がTAOで誰が一風堂さんなのか解らないくらい入り交じってもう、常に笑っていたくらいです(笑)


毎日見に来てくれるお客さんも沢山いて、今日はどこだろうとこちらも楽しみになるくらいでした。今日は、皆さん来てくれてますか?


2011年12月11日

クロレラ工業

岩谷あすか

 今年最後のクロレラ工業の貸切公演が終わりました。
私がTAOに入団して6年経つけれど、それよりも前からお付き合いをさせて頂いている。
まだ私が研修生だった頃はGRANDIOSOのLIVEに遊びに来てくれたりと、そこから徐々にクロレラ工業さんとの絆が深まっていきました。
 特に今年はクロレラ工業さんの貸切で初めて公演をする場所が多く、いろんな人と会う事が出来ました。プロデューサーの言葉に「類は友を呼ぶ」というのがあります。TAOの公演を見に来て下さった薬局の先生が、今癌と戦っている人にTAOを見たら絶対元気が出る!って、皆に元気になってもらいたい、明日から頑張ろうって思ってもらいたいという思いで貸切公演をして、またそれを見た人が自分の町にもTAOを呼んで薬局に通うお客さんに元気になってもらいたいという思いで公演がどんどんどんどん決まっていって、クロレラ工業さんの人と人とのつながりを強く感じました。
 本番前にプロデューサーからミーティングがあり、全国各地からクロレラ工業さんが来ている事、今までのクロレラ工業さんの熱い思い、そして今日が今年最後ということ。メンバー全員気合いが入ったと思う。最後のカーテンコールではたくさんのありがとうを聞く事が出来た。
 クロレラ工業さんは人の健康はもちろんだけれど、笑顔をいつも考えています。私たちもTAOの公演を見て感じてほしい!元気になってほしい!笑顔になってもらいたい!私のモットーは笑顔!これからも、クロレラ工業さんに負けないぐらい、見に来てくれた人を笑顔にしていきたい。
2011年12月11日

元気の輪

相戸 喜代子

今日、クロレラ工業さんの貸し切り公演があった。
今年は、3.11で被災した東北に引き続き、四国・関西が新たに加わり、そして2daysの福岡貸し切り公演で幕を閉じた。
「昨日は福岡・北九州。今日は南九州、沖縄や奄美からも来ますよ。」
というクロレラ工業さんの力強い挨拶は、この1年の出来事の大きな締めくくりを意味していた。
開演前、全社員が集まり、クロレラ工業さんにとっての集大成となる想いが詰まった公演、こんな人たちがいるから僕たちはこのような舞台を作る事が出来たんだ、というプロデューサーからの話で、皆の心もさらに統一された。

1100を超える客席は満員御礼。
1番印象的だったのは、奄美の村田さんが、アンコール曲の君が代で立って歌ってくれていたことだ。躊躇なくすくっと立ち上がった村田さんはまっすぐ舞台に目を向け、TAOと共に歌う。まるで一言一言を噛み締めるかのように懸命に歌う姿に心打たれ、目頭が厚くなった。
ラストにわき上がったスタンディングも老若男女問わず、会場は笑顔に包まれた。

クロレラ工業の畑中さんが2004年にTAOを初めて見た事でスタートしたこの貸し切り公演。
TAOに感動を貰った、という彼らは、自分のお客さんを思う気持ちだけで今年8回目となる貸し切り公演を大成功におさめた。クロレラ工業さん的には「終演後、各薬局の先生方から感謝の電話を頂くんです。」本当に嬉しそうに話した。しかし、こちらこそ大事なクロレラ工業さんのお客さんに、こういった形に出来ない感動や元気を届ける事が出来て、最高の喜びである。
こうして、私たちTAOとクロレラ工業と、お客さんの喜びの輪・元気の輪が広がっていく。不思議な事に、何かの縁あって同じ時代を生きている。この繋がりをもっと大事に、もっと太く感じ、広がっていく事を願いたい。

2011年12月10日

導き出した答えはここで・・・

河原 シンゴ
終演後1時間が経過したキャナルシティ劇場の舞台上にはすでに誰も居なくなっていた。いよいよ明日で千秋楽を迎える。
楽屋前の廊下に並べてあったアンケートに目を奪われ、立ち止まる。
8日間12公演を終え、気がつけばお客さん達の声は4000枚にのぼっていた。

「顔なじみのあの人はどう感じてくれたのだろう?」
 
「初めて太鼓を観る人の目にはどう映っていたのだろう?」
 
「久しぶりに観てくれた人は次も観たいと思ってくれるだろうか?」
出逢ってきた人達の顔はそんな疑問と一緒になって思い出され、初めて観てくれた人には期待と不安が入り交じる。
残念ながら今回はまだじっくり聞けずにいるのだが、男性や女性、学生さんや社会人の一人一人違う感じ方が詰まったアンケートは、いつも僕を励ましてくれてきた。

kawahara-1.jpgそして舞台袖に足を運ぶと、僕らの思いを音に変えてくれる楽器達は本番の緊張感から解放されて横たわっていた。

kawahara-2.jpg観客はTAOを観に来てくれる訳であって、楽器を見ている訳ではない。しかし、豊富な楽器があって初めてTAOの演奏が成り立つ事は言うまでもない。その彼らにも休息は絶対に必要なことだ。
 
「明日の公演も一緒に良い舞台を演じよう!」

本番を重ねながら修正を施した演奏内容は、間違いなくTAOの歴史で最高の仕上がりになっている。明日で年内の公演が終わりという訳ではないけれど、今年の重要な節目の日であると言っても過言ではない。
僕らの舞台は目で観ることができても、形として残すことはできない。

 だからこそ観てほしい。
  だからこそ感じてほしい。
   だからこそ記憶に深く刻んでほしい。
     「浮世夢幻打楽 参の絵巻」最終章を・・・

kawahara-3.jpg
2011年12月 5日

初日が明けても前しか見てない

河原 シンゴ


キャナルシティ公演の初日が大成功に終わり、2日目を迎えている。

一夜明け、劇場へ到着したメンバー達の会話は反省点と改善点で溢れかえっていた。どんな小さな事でも、気がついたり思い出したりすればその場で話せる環境ができている。共同生活はTAOの舞台作りを根底から支えてきた。それが受け入れられなくてはまずレギュラーになって舞台に立つ事はできないのだ。


20111205-1.jpg

楽屋へ入り、練習着に着替えて早速楽器のメンテナンスを始めると思いきや、上ってきたエレベーターの前でもこの光景。


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荷物を置く事も忘れて、三味線の演奏について意見交換を始めたのはリーダーの水藤さん、太郎君、そして音楽プロデューサーの奈良部さんだ。おそらく朝から顔を合わせて一番に話したい事があったのだろう。しばらくして会話を終えた3人の表情からは、「やってやるぞ」と言わんばかりの決意を感じた。

連日行われていく公演で、この姿がTAOの自然体であり、20年近くも続いてきた伝統だ。

最近読んだディズニーランドの本でこんな言葉が綴ってあった。

「毎日が初演」


連日10万人近くの来場者を迎えているディズニーランドでさえもその一言を合い言葉に、ゲスト(お客様)楽しませることに余念がない。

この言葉からは、自分達にも通じるものが感じられる。

演奏の内容が変わることもあれば、演出が変わる事もある。


何度も足を運んでくれるお客さんがいれば、初めて観に来てくれるお客さんもいる。これらの条件が全て一致する事はまずあり得ない。

そんな二度とこない約2時間の舞台で演じる18名の表情は、積み上げてきた練習からの自信と現状に満足できない向上心で、今日も一段と引き締まって見えた。


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