おかげさまで無事に千秋楽を迎えた。
期間中は憧れのcobaさんとジャズギタリストの天野清継さんを迎えての
コラボレーションステージや、クロレラ工業さんの全国10回に及ぶ貸し切りファイナル公演、そして終演後に一風堂・河原社長だけにサプライズで行った
誕生祝い演奏?などなど、毎日が新鮮で楽しくて「アッ」と言う間に幕が降りてしまった。終わってみると「もっとやりたかった」と言うのが本音であった。
《cobaさんとの打ち上げ風景。メンバー全員とかなり熱く語り合いました。》18年前の結成当時からTAOに携わっている私から言えば、
この公演は『夢』の実現の瞬間であり、地元・九州においてTAO自主公演としての長期演奏が出来た事に深い感動を憶えた。
これはもう、「ロングラン公演大成功!!」と言って走り回りたい程である。
当時、TAOの活動の場と言えば、『お祭り』や『野外イベント』が殆どで、
劇場で演奏する機会はまず無かった。
このキャナルシティーでも、噴水のあるイベント広場に何度か出演させて頂いた思い出が鮮明に残っている。数少ない福岡での演奏のチャンスと言う事で、
毎回相当な『意気込み』と『夢』を抱いてこの広場に立ったものだ。
あれから10年以上の月日が流れた今、
こうして『キャナルシティー劇場』の舞台に立つ事が出来た。
千秋楽最後の演目『FANTASIA』で「ドッセイヤ!ニッポン!!」と叫んだ
瞬間、両目の奥深くから勝手に涙が込み上げて来るのを感じた。
満席の客席の中には、結成当時からのお客さんから最近よく来て下さる様になったお客さんまで、本当にたくさんの『笑顔』が見えた。こんなにも沢山の人にTAOは支えて頂いているのだと実感した。
公演が終わり、イベント広場に何となく立ち寄ってみた。
ここで演奏していた頃の自分の姿が脳裏に映し出され、ふとこんな事を考えた。
TAOはこの先、一体いくつの『夢』を叶えて行くのだろう・・・?
私は歩き出しながら自分に答えを出した・・・。
そして想い描く『夢』はTAOの為だけでは無く、
TAOを支えて下さる皆さんの『夢』であり続けなければならない。
客席に広がる『笑顔』の為に、TAOは前へ進み続けるべきなのだ!
今回の長期公演で学んだ事を胸に、次回ここへ帰ってくる時にはまた一つ
『夢』を越えた自分でいられるように頑張って行こうと思います。
今年も残す所あと僅かとなりましたが、
皆さん、ラストスパートです。振り絞って行きましょう!!
そして舞台袖に足を運ぶと、僕らの思いを音に変えてくれる楽器達は本番の緊張感から解放されて横たわっていた。
観客はTAOを観に来てくれる訳であって、楽器を見ている訳ではない。しかし、豊富な楽器があって初めてTAOの演奏が成り立つ事は言うまでもない。その彼らにも休息は絶対に必要なことだ。

