江良 拓哉
笑いあり、涙あり、感動あり。そんな舞台裏には決して語られる事のない苦労や困難が伴う。
たった一人では立ち向かえない時がある。
しかし!!三国志で劉備元徳が言っていた...。
「一本のワラは引っ張れば簡単に切れてしまう、しかし束になればなかなか切れる事は無い。」
そう...出演者・テクニカルスタッフ・マネージャー。
みなが一つになれば、それはとても強いものへと変化する。
さて、スタッフ紹介第三弾、始めたいと思います!
※ いきなりですが・・・今回ワケあって、予告変更。
舞台照明、テクニカルスタッフ専用のコック、この2名を紹介させて頂きます。
「俺は決して他の飲み物は飲まねぇ...。水??あぁ、ごくたまに・・・。水を飲むと腹を壊すんだよ。まぁ他の飲み物はまだ試した事は無いね。俺の体はコカ・コーラ以外はうけつけないんだよ。」
と持論を語る彼は、生まれてから34年、とにかくコカ・コーラを飲み続けている、そしてこの先もずっと持論を曲げる気配はない・・・。
果たして、このままコーラを飲み続けた先に待つ物は!?
(体を壊さなきゃいいけど・・・じいちゃんになっても飲んでそう・・・ 笑)
クリスと共に舞台照明を担当する彼の仕事さばきには見習う所が沢山ある。 燃料 パン コカコーラ!
ビョーンの登場です!!
江良「おっ飲んでるねーー」ビョーン「勿論!!」
江良「インタビューしてもいい?」
ビョーン「次は俺か?笑」
江良「イエス!早速だけどやっぱり"コカ・コーラ"しか飲まないんだ...?」
ビョーン「ペプシやダイエットコーラは人工的で甘いからね。俺は昔から一番ノーマルなコカ・コーラしか飲まないねぇ!」
(なるほど...。よく違いが分からないけど。なんとなく分かるような...)
江良「ビョーンはTAO以外ではどんな所で照明をやってるの?」
ビョーン「俺は通常は照明じゃなくて、パワーテクニシャンと呼ばれる仕事をしてるんだ。照明に限らず、全ての電機関係を取り扱う仕事なんだ。夏場は野外ステージが多く、俺等の仕事が必須とされる。しかし、冬場はTAOのように屋内の舞台が多いから照明といった形で仕事をしてるだよ。」
江良「へぇ、そうだったんだ・・・。ビョーンはいつも舞台袖から舞台上を気にかけて、演者が袖に帰ってくる時には幕を開けてくれたりしてくれるよね?凄く気が利いていて驚くんだけど、そんな動きにビョーンの仕事に対する信念みたいなものを感じる気がするんだけど?」
ビョーン「信念かどうかは分からないが、チームでやっている以上少しでも助けになりたいと常に思っている。俺が出来る事があれば何でもするよ!」
(なんていい人なんだ...)
江良「ところで、どうして数多くあるショーの中からTAOの舞台を選んだの?」
ビョーン「そうだなー。これまで色んな舞台を袖から見てきたけど、殆どがお金の為に仕事をしているように見えた。だけど、TAOは人生を懸けて舞台に上がっているように感じる。2年前、一緒にツアーをした時に思ったんだ。毎日自分自身と戦っているような感じを受ける。だから一緒に仕事をしていて楽しい。俺がTAOを選んだ理由はそんな感じだね。」
(ビョーンってこんなクールな事を言う男だったっけ?笑)
江良「ありがとう。そんな風に思っていてくれてたんだ。」
ビョーン「まぁそんなとこだね!さて、そろそろクリスの所にいかなきゃ!
おっと、世界的な新聞には載せんなよ!!」
江良「何の話...?笑 あ!!ビョーン!ちょっと写真撮らせて!!」
ビヨーン「お!?ちょっと待って」
江良「ん??何その袋」
-中を覗いてみる-
江良「うげぇーー全部コカ・コーラの缶やん!!」
ビヨーン「はっはっは!あげないよ 笑」
さぁー続いてまいりましょう!
楽屋近くに設置される[ケータリング]
そこには沢山のフルーツやお菓子、そして水やジュースやコーヒー等が数多く用意されている。そう、僕らにとってはまさにオアシス!
次に紹介するのは、テクニカルスタッフの為にこのオアシスを提供する1人の男。早朝、誰よりも早く起きて朝食を作り、スタッフが朝食を食べている間に昼食の買い出し。戻れば食べた後の食器を全て片付け昼食を作り、夜はスタッフへのサンドイッチを作ってもてなす。そう、1人で一日中働き詰め。連続するツアースケジュールで、休む事無く働き、次第に疲れ果て、笑顔が消え、人当たりも次第に素っ気なくなっていった。
しかしTAOのメンバーからかけられた一言に嬉し涙が流れた・・。
「何か手伝える事があったら何でも言ってね。私達は14人で皿洗いもするから、スタッフの皿も一緒に洗おうか?」
「とんでもない、TAOこそ搬入から仕込み、本番そして搬出、僕以上に一日中あれだけハードに動き回っているのにそんな事、頼めないよ。」
TAOはいつも笑顔で声をかけてくれる、僕はもっと頑張らなくては・・・。
さぁ感動というスパイスをふんだんに使った料理は一体どんなものが完成するのか!?ケータリングコック、ティーノの登場です!

江良「ハローティーノ!」
ティーノ「やぁ!」
江良「何作ってるの??」
ティーノ「今日はカレーだよ」
江良「カレーかぁ!!どれどれ...」
-ビシッ-
ティーノ「まだ、出来てからだよ!」
(ちっ...あとちょっとだったのに...。)
数時間後-
ティーノ「インタビューか。何が聞きたい??」
江良「ティーノは何で料理人になろうと思ったの?」
ティーノ「うーん、実は僕がやりたいのは普通の料理人では無いんだ。」
江良「え!!!?そうなの???」
ティーノ「勿論料理をするのは好きだけど、実は医学に興味があってずっと勉強をして来たんだ。血液を採取して顕微鏡で見てみると、その人に何が足りていないのか、体のどの部分が調子悪いのかが解るんだ。今、世の中には沢山の薬が作り出されていて、体調が悪くなると薬を飲んで治すよね、でも僕は薬ではなく、自然の食べ物で健康な体を維持するべきだと思う、だからそんな料理を提供できる仕事をしたいと思っているんだ。」
江良「そうだったんだー。」
ティーノ「食べ物って凄い力があるんだよ。空腹を満たしたり、エネルギーになるだけではなく、バランスよく食べる事で健康で、いつも笑顔で過ごす事ができる。TAOはナツ(夏子さんのこと)がバランスを考えて作ってくれているから、いつも笑顔でパワフルで魂の込められた素晴らしい演奏を繰り広げられているよね。」
江良「そうだね。ティーノの言う通り、夏子さんが作ってくれなかったら、毎食パンとハム、チーズにスープ・・・・。想像しただけで元気が無くなっちゃうよ・・・笑。ありがとうティーノ!」
さて皆さん、なんと次回は最終回です!!!!
寂しいですね・・・。
次回の締めは、
前回予告した「ターミネーターの声を持つ大道具さん」と「陰から五年間支えてくれたあの女性」の登場です!!
帰国まであとわずか!!
間に合うのか!!??





バチは、材質、サイズ、重さ、その微妙な違いで、全く別の音色を生みだすとても奥の深い道具です。様々な種類の木から作られるこれらのバチは、天然素材を使用しているため、たとえ同じ条件で作ったとしても、絶対に同じ物にはならない。だからこそ自分の手になじみ、更に楽器との相性が良いバチに出会ったら、それは絶対に手放すことが出来ないカケガエのない相棒となる。
さて私達にとってバチがいかに重要な道具であるかということは理解して頂けたでしょうか?
ブログを読んでくれている皆さんお元気ですか?!?
先日、海外マネージャーの高松さんがブログで載せてくれたLubeckでのテレビ取材。 実は初めて個人的にスポットを当てられ、メチャクチャ緊張しました・・・。
沢山の質問に答ているうちに、僕は純粋にTAOの舞台が好き、そしてTAOの音楽が大好きなんだ、ということを改めて強く思いました。小学生の時から必ずTAOのメンバーになって海外の人に和太鼓の魅力を知らせたい、と思ってきました。プロデューサーの「夢は願えば叶う。」の言葉を信じて、現在この世界という場所までこれました。魅力を伝えきれる程の表現力も技術もまだまだ足りませんが、ここで踏み留まることなく舞台人として、もっともっと前進していきます!ここまで支えて頂いた多くの人たちに感謝して...。
ツアーも残り3週間となりましたが、これからもドイツのお客さんに日本人の根性を魅せてきます!
江良「ハロークリス!!」
この日はイタリア人の奥様が来られていました。海外ではツアーの間、何ヶ月も会えないので途中で家族や彼女が会いに来たりします。
ジョージ「ん!?俺に??」
その道中、辛抱たまらずシャガールのステンドグラスの魅力についてついつい三人に熱弁してしまったところ、興味を持ってくれたのか私のうざい熱意に押されたのか、みんな賛同してくれて、一緒にフラウミュンスターへ向かうことになった。
重い扉を開けて中へ入ると、そこは清廉な静寂の世界。重ねた歴史を醸す堂内の雰囲気の中、撮影禁止の看板が異様な存在感を放っている。教会の中央まで歩みを進めて振り返ると、それはあった。
↑撮影禁止だったので、ポストカードの写真です。
いやぁ、やっぱり嬉しいもんですね。
川沿いを歩くと白鳥の群れを発見!ヨーロッパツアー初参加のあすちゃんは、なんでも珍しいみたいで、いろんな物にデジカメを向けてはシャッターを切ってました。「あ!白鳥やー!」と駆け寄ったものの、白鳥は橋の下に入ってしまって良い写真は撮れなかったみたいです、残念・・・。
二人の後ろに見える緑の屋根の教会は、以前ここに訪れた時に立ち寄りました。中にはシャガールのステンドグラスがあってとっても素敵なんです。もっとゆっくり時間があったら、あすち
みんなちゃっかり美味しそうなチョコをお買い上げです。食べ過ぎない様に気をつけないといけませんね。でも、やめられなーい!ですよね(笑)。
街の真ん中辺りにあった噴水は、ガチガチに凍っていてちょっとやそっと叩いてもびくともしなかったので、純君がおそるおそる足を伸ばします・・・いつもの勢いはどこへやら、
そこに、「そんなんじゃ、いかーん!」と。勢い良く飛び乗ってポーズをとってくれたのは和哉君でした(笑)
お昼ご飯はドイツ料理を食べようと、お店に入りましたがドイツ語メニューOnlyで全く読めず、皆で四苦八苦。お店のお姉さんも英語はほんのちょっとしか話せなくて・・・。もう感を頼りにオーダーする事に・・・。「冒険してみます!」といった和哉君のメニューは大正解!「この肉、とろけますよ。」って、大満足な味だったようです。私は、シュニッツェルを頼みましたが、こちらも肉厚で美味しかったですよ!

お昼ご飯をお腹いっぱい食べた後は、街を歩きました。雪がちらほら降っていて、本当に寒かったけど、そんな冷たい空気を感じながら、一歩一歩噛み締める様に歩きました。途中で教会にも立ち寄ったのですが、お昼の時間だったのか開いてなくて・・・でも、とっても楽しい時間を過ごす事が出来ました。寒すぎて、部屋に帰り着いた時には震えてましたけどね(笑)
"シャネル"などが立ち並ぶ高級ブランド街にあるシルクの専門店から、郊外の、デザイナーやデザイン学校生しか知らないようなマニアックな店まで・・・。
そういう訳で、今のところ移動日とオフ日にはひたすら布探しのマキさん。
江良「TAOのショーは初めてだよね?何が印象的??」
江良「やぁマヌー」
こんな格好しないと寒くてやばいんですよ。






毎日細かい振り付けのズレや、音のニュアンスの違い、顔の向きや気持ちの移り変わりまでも、徹底して指摘される。
今回、ドイツツアーには初参加、国内ツアーよりも厳しい駄目出しに必死で個人練習を繰り返す本田君。
そして、海外という事でのキャスト変更で不可能になってしまった演技を、落とす事無く、今までより更に良くしようと頭を悩ます江良君。何度も試行錯誤して新しい技を披露しては、「全然駄目!!」と厳しい駄目出し・・・。
はてさて、海外での大問題はこちら・・・。凱旋公演で新しく演目に加わった拍子木パフォーマンス。こちらドイツではシンゴ君と太郎君がチャレンジしているのだが、あの終わりのお約束「よーお、パン!」が海外では通用しない!!
こうして日々「弐の絵巻」を見直していくうちに、まだまだ足りないものや、もっとこうしたい・・・なんてアイデアが出てきた。
