2011年3月 5日

舞台裏のメインキャスト紹介 -その参-

江良 拓哉

笑いあり、涙あり、感動あり。
そんな舞台裏には決して語られる事のない苦労や困難が伴う。
たった一人では立ち向かえない時がある。
しかし!!三国志で劉備元徳が言っていた...。
「一本のワラは引っ張れば簡単に切れてしまう、しかし束になればなかなか切れる事は無い。」
そう...出演者・テクニカルスタッフ・マネージャー。
みなが一つになれば、それはとても強いものへと変化する。
さて、スタッフ紹介第三弾、始めたいと思います!

※ いきなりですが・・・今回ワケあって、予告変更。
舞台照明、テクニカルスタッフ専用のコック、この2名を紹介させて頂きます。

「俺は決して他の飲み物は飲まねぇ...。水??あぁ、ごくたまに・・・。水を飲むと腹を壊すんだよ。まぁ他の飲み物はまだ試した事は無いね。俺の体はコカ・コーラ以外はうけつけないんだよ。」
と持論を語る彼は、生まれてから34年、とにかくコカ・コーラを飲み続けている、そしてこの先もずっと持論を曲げる気配はない・・・。
果たして、このままコーラを飲み続けた先に待つ物は!?
(体を壊さなきゃいいけど・・・じいちゃんになっても飲んでそう・・・ 笑)
クリスと共に舞台照明を担当する彼の仕事さばきには見習う所が沢山ある。 燃料 パン コカコーラ!
ビョーンの登場です!!

2011_03_05_1.jpg江良「おっ飲んでるねーー」
ビョーン「勿論!!」
江良「インタビューしてもいい?」
ビョーン「次は俺か?笑」
江良「イエス!早速だけどやっぱり"コカ・コーラ"しか飲まないんだ...?」
ビョーン「ペプシやダイエットコーラは人工的で甘いからね。俺は昔から一番ノーマルなコカ・コーラしか飲まないねぇ!」
(なるほど...。よく違いが分からないけど。なんとなく分かるような...)
江良「ビョーンはTAO以外ではどんな所で照明をやってるの?」
ビョーン「俺は通常は照明じゃなくて、パワーテクニシャンと呼ばれる仕事をしてるんだ。照明に限らず、全ての電機関係を取り扱う仕事なんだ。夏場は野外ステージが多く、俺等の仕事が必須とされる。しかし、冬場はTAOのように屋内の舞台が多いから照明といった形で仕事をしてるだよ。」
江良「へぇ、そうだったんだ・・・。ビョーンはいつも舞台袖から舞台上を気にかけて、演者が袖に帰ってくる時には幕を開けてくれたりしてくれるよね?凄く気が利いていて驚くんだけど、そんな動きにビョーンの仕事に対する信念みたいなものを感じる気がするんだけど?」
ビョーン「信念かどうかは分からないが、チームでやっている以上少しでも助けになりたいと常に思っている。俺が出来る事があれば何でもするよ!」
(なんていい人なんだ...)
江良「ところで、どうして数多くあるショーの中からTAOの舞台を選んだの?」
ビョーン「そうだなー。これまで色んな舞台を袖から見てきたけど、殆どがお金の為に仕事をしているように見えた。だけど、TAOは人生を懸けて舞台に上がっているように感じる。2年前、一緒にツアーをした時に思ったんだ。毎日自分自身と戦っているような感じを受ける。だから一緒に仕事をしていて楽しい。俺がTAOを選んだ理由はそんな感じだね。」
(ビョーンってこんなクールな事を言う男だったっけ?笑)
江良「ありがとう。そんな風に思っていてくれてたんだ。」
ビョーン「まぁそんなとこだね!さて、そろそろクリスの所にいかなきゃ!
おっと、世界的な新聞には載せんなよ!!」
江良「何の話...?笑 あ!!ビョーン!ちょっと写真撮らせて!!」
ビヨーン「お!?ちょっと待って」
江良「ん??何その袋」
-中を覗いてみる-
江良「うげぇーー全部コカ・コーラの缶やん!!」
ビヨーン「はっはっは!あげないよ 笑」


さぁー続いてまいりましょう!

楽屋近くに設置される[ケータリング]
そこには沢山のフルーツやお菓子、そして水やジュースやコーヒー等が数多く用意されている。そう、僕らにとってはまさにオアシス!
次に紹介するのは、テクニカルスタッフの為にこのオアシスを提供する1人の男。早朝、誰よりも早く起きて朝食を作り、スタッフが朝食を食べている間に昼食の買い出し。戻れば食べた後の食器を全て片付け昼食を作り、夜はスタッフへのサンドイッチを作ってもてなす。そう、1人で一日中働き詰め。連続するツアースケジュールで、休む事無く働き、次第に疲れ果て、笑顔が消え、人当たりも次第に素っ気なくなっていった。
しかしTAOのメンバーからかけられた一言に嬉し涙が流れた・・。
「何か手伝える事があったら何でも言ってね。私達は14人で皿洗いもするから、スタッフの皿も一緒に洗おうか?」
「とんでもない、TAOこそ搬入から仕込み、本番そして搬出、僕以上に一日中あれだけハードに動き回っているのにそんな事、頼めないよ。」
TAOはいつも笑顔で声をかけてくれる、僕はもっと頑張らなくては・・・。

さぁ感動というスパイスをふんだんに使った料理は一体どんなものが完成するのか!?ケータリングコック、ティーノの登場です!


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江良「ハローティーノ!」
ティーノ「やぁ!」
江良「何作ってるの??」
ティーノ「今日はカレーだよ」
江良「カレーかぁ!!どれどれ...」
-ビシッ-
ティーノ「まだ、出来てからだよ!」
(ちっ...あとちょっとだったのに...。)
数時間後-
ティーノ「インタビューか。何が聞きたい??」
江良「ティーノは何で料理人になろうと思ったの?」
ティーノ「うーん、実は僕がやりたいのは普通の料理人では無いんだ。」
江良「え!!!?そうなの???」
ティーノ「勿論料理をするのは好きだけど、実は医学に興味があってずっと勉強をして来たんだ。血液を採取して顕微鏡で見てみると、その人に何が足りていないのか、体のどの部分が調子悪いのかが解るんだ。今、世の中には沢山の薬が作り出されていて、体調が悪くなると薬を飲んで治すよね、でも僕は薬ではなく、自然の食べ物で健康な体を維持するべきだと思う、だからそんな料理を提供できる仕事をしたいと思っているんだ。」
江良「そうだったんだー。」
ティーノ「食べ物って凄い力があるんだよ。空腹を満たしたり、エネルギーになるだけではなく、バランスよく食べる事で健康で、いつも笑顔で過ごす事ができる。TAOはナツ(夏子さんのこと)がバランスを考えて作ってくれているから、いつも笑顔でパワフルで魂の込められた素晴らしい演奏を繰り広げられているよね。」
江良「そうだね。ティーノの言う通り、夏子さんが作ってくれなかったら、毎食パンとハム、チーズにスープ・・・・。想像しただけで元気が無くなっちゃうよ・・・笑。ありがとうティーノ!」

さて皆さん、なんと次回は最終回です!!!!
寂しいですね・・・。
次回の締めは、
前回予告した「ターミネーターの声を持つ大道具さん」と「陰から五年間支えてくれたあの女性」の登場です!!
帰国まであとわずか!!
間に合うのか!!??



2011年3月 4日

アイデアの連鎖

河原 シンゴ

 2月の初旬、ドイツに来て約20日が過ぎた頃、毎日の駄目出しの時に西さんから言われた一言から始まった。
「バチに布を付けたらどう?」
 本番のビデオを見ていて思いついたみたいで、「砂の城」という楽曲の大桶の演技に取り入れてみる事になった。
確かに、この楽曲では真っ赤な旗の優雅な演技の後に出てくる僕達、大桶隊のインパクトが欠けていた。
凱旋公演に比べて人数も減っていたから、バチに布を付ける事で、演技に派手さが加わるだろうと納得し、試してみる事になった。
早速いくつかの試作品を作り実際に動いてみる。同系色で素材や色の違う物、長さの違う物等を組み合わせ、幾つかのパターンで作ってみた。

慣れない手つきで生地を切り、糸通しで針に糸を通して・・・。
あぁぁぁ!布や糸って柔らかくて、自分が思う様にじっとしていてくれない、とにかく扱いにくい(怒)!!
「ッテ!」(毎日これをしてるなんて、マキさんって本当に凄いなぁ・・・)
そうして出来上がったバチを振ってみると布が広がり、ヒラヒラと綺麗に舞って華やかだった。

しかし、実際に太鼓を抱えて叩いてみると、腕や手首に絡み付いて動きにくい。
演奏しながらこの布をヒラヒラと綺麗に見せるなど、ほど遠い話に思えた。
大桶隊4人で試行錯誤を繰り返すが、どうも解決策が見つからない・・・。
アイデアに行き詰まって途方に暮れた僕達は他の皆にアドバイスをもらう事にした。
見てもらった結果、「固定概念を捨て、ガラリとパフォーマンスを変える!」という解決策にたどり着いた。
「え、そう言う事?」というような意外と考えつきそうな解決策なのだが、実際パフォーマンスをしている僕達では考えつかないアドバイスだった。  
 この布付きバチと戦う事約2週間、やっと舞台で披露する事ができた。
毎日繰り返し、やっと動きが自分達の体に入ってきた。演奏も自然になってくると、新たな意見が次々に生まれる・・・。
「だいぶ慣れてきたからもっと布を大きくしたり、増やしたりしてみたら?」
なるほど、やってみよう・・・。
凄く単純な事って意外と自分では気付けない。
そんな自分では思いつかない部分をアドバイスしてくれる仲間がいる。
これが集団で一つの事に向かっている強みなのだろう。
もちろん、たまには意見の食い違いもある・・・・(笑)
 こうして一人の一言がきっかけとなって新しい事が始まり、それについて違う人から新たな意見が次々に生まれ、さらに発展していく。
つまり終わりがないのだ。
今度は自分から何かを提案出来るように色んな物を見て、慣性を磨きたい。
そして、いつでもすぐに解決策が導き出せるアーティストになりたいと思う。


2011年2月23日

さよならピーターさん(涙)

グルグルマキ

出会いがあれば別れがあります。
しかし、今回の別れはちょっと打撃です。

布探しの大切なパートナーであるピーターさんが新しいビジネスの準備の為、
ツアーマネージャーを交代する事になりました。


とても良い人だったので、メンバーも皆寂しい・・・。
夜御飯を一緒に食べながらお別れを惜しみました。今回のツアーでの話等、短い期間だったけどとても楽しかったと言ってくれました。

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お別れの日は、夏子さん特製のジャパニーズカレーで昼食会です。
(海外に出ると、カレーは味が全然違うのです。海外で通常食べられているのは、タイカレーやインドカレーで日本のカレーは滅多に見かけません・・・)
ピーターさんはこの時の為に、日本語でお礼の文章を準備していて、
<ミンナノ タメニ オシゴト ガ デキテ ヨカッタ デス
ミンナ ト ハナレルノハ サミシイ・・・ アリガトウ!>
と、言ってくれました。
ピーターさんの一生懸命な姿に淋しさが込み上げてきました。
皆からCDとDVDをプレゼントしました。
DVDのポスターに全員のサインを入れて・・・・。凄く喜んでくれました。

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あー、寂しい。そして、これからどうしよう・・・・。
と、困り気味の私にピーターさんは笑顔で、
「一緒には行けないけど、オフ日の街の布屋は調べておくからね!」・・と。
本当に最後まで優しいピーターさん。気が利きますよね。


そして、別れ際にマネージャーに次回の街での「布屋への地図」を託してくれていたのです。

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この気遣いはゼッタイに無駄には出来ない!!
と思うマキさんなのでした・・・。
ピータさんは今後ホテルの経営をするそうです。
きっと素敵なホテルになるでしょうね。


2011年2月21日

It's "KABUKI"!

 原崎 太郎

「これだ!!」
2月5日、Gersthofenという街での公演。新演目・歌舞伎(拍子木パフォーマンスのドイツでの演目名)を終えて舞台袖に戻ってきた僕は小さくガッツポーズをしていた。

1月27日upの岸野さんのブログにもあった通り、海外では全く通用しない日本人特有の「間」やユーモアセンスが障壁になり、ドイツに来て3週間も経とうというのにまだ納得のいく演技・構成が固まらずにいた。他の演目も同じような壁にぶつかりながらも、次々に海外仕様に変更され確かな終着点を見つけていく中、あるのは焦りのみ。メンバーに駄目出しをもらいながら毎日違う何かを取り入れ試行錯誤を繰り返してきたが、思うようにいかない。
実際のところ、お客さんは笑っている。最後には大きな拍手と歓声を背に舞台袖に帰ってきている。でも、どうしても自分の中で納得が出来ていなかった。そんな状況が3週間も続き頭の中が煮詰まり返っていた時、リーダーの水藤さんから新しいパフォーマンスの提案。正直言って、「大丈夫かな」と初めは思った。でも、自分の引き出しは全て出し尽してしまった今、そんな悠長な事は言っていられない。あらゆる可能性にかけ、出来ることは全て試してみるしかない。
そしてその結果は・・・大爆笑!!つまずいていた構成も見事なまでにすっきり流れ、ラストのオチも完璧!今までにない大歓声に包まれながら2本の棒を持つ江良君へ舞台を渡し、舞台裏へと戻った。TAO的に言う、いわゆる「初日があけた」日だった。

とは言え、まだまだ荒削りな部分もあるため更なる稽古と改善が必要なのは言うまでもない。ただ、ようやく着地点が見え、参の絵巻に向けた新たなチャレンジへと気持ちを切り替えられる事に今はワクワクしている。

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2011年2月19日

私の相棒

岸野 央明
 
 板前さんなら包丁、大工さんなら金槌、床屋さんだったハサミ、とプロフェッショナルな人たちには必ず命のように大切にしている道具がある。

私たちも何か物を作る職人ではないが、彼らと同じように大切にしている道具がある。もちろん、まずは楽器であるが、それと同じくらい大切にしているのが「バチ」である。

皆さんは私たちがステージでいったいどれだけの「バチ」を使っているかご存知ですか?
実は私自身、正確には知らなかったので数えてみました。
なんと私一人でも、13種類のバチを使い分けてた。その他にも環境によって素材や形を変えたりするのでバチ袋はいつもパンパンである。

2011_02_19_1.jpg バチは、材質、サイズ、重さ、その微妙な違いで、全く別の音色を生みだすとても奥の深い道具です。様々な種類の木から作られるこれらのバチは、天然素材を使用しているため、たとえ同じ条件で作ったとしても、絶対に同じ物にはならない。だからこそ自分の手になじみ、更に楽器との相性が良いバチに出会ったら、それは絶対に手放すことが出来ないカケガエのない相棒となる。 
海外公演で使用するバチはあらかじめ楽器と一緒にコンテナで送り出すが、結局いつも不安になり、日本を出発する時には、スーツケースの半分は使い慣れた、お気に入りが占領してしまう。
だから、そんな相棒が折れてしまったときなんかは、本当に困る。マジで困る。
同じ物を作るのは不可能なので、なるべく似せて作ったものに自分が近づいていくしかない・・・。

あっ、バチって手作りなんですよ。知っていました?

材木屋さんから角材を仕入れて、ノコギリで切って、カンナで削って、そうやって一から作るんです。もちろん市販されているものもありますが、自分にあわせて作ったものには到底敵いません。材料からこだわり、サイズ、重さ、グリップの厚み、先端の角度、全体のバランス、全てを自分好みに調節するのだから当然です。私のお気に入りコレクションのほとんどは、やはり手作りの物です。

2011_02_19_2.jpg さて私達にとってバチがいかに重要な道具であるかということは理解して頂けたでしょうか?

一般の方にはどうでもいいかもしれない話を長々と語ってしまいすいません・・・。

ここまで熱く力説しておいて、恥ずかしい話なのですが、実は先日の公演終了後、綱場と言われる舞台で幕等の上げ下げする場所に、なんとあろうことか、絶対に手放すことが出来ないはずの大切なバチを落としてしまったのです。しかもその会館にかぎって厳重に金網のフェンスでガードされている。
「このバチのことはもう忘れなさい」と神様に言われているような絶望的な状況です。実際周りにいたスタッフも"キシ、残念だが..."みたいな感じでそっと私の肩に手をおいて優しく微笑んできました。いや、しかし、冗談じゃない、そんな簡単に諦めるわけにはいかないのだ。肩におかれた手を振り払い、諦めムードが漂うスタッフ達を必死に説得して、なんとか金網を全撤去してもらい、3m程の棒の先にガムテープを巻き付け、一時間の死闘の末、無事救出に成功。

 これだけはどうしても手放せない大切なバチだったんだ、本当にありがとう!と感謝の気持ちを精一杯伝えたら、「落としてんじゃねーかよ(笑)」と軽く突っ込まれた・・・。
う・・・ん、鋭い!リーンさん(舞台監督)もう落としません。

大切なバチを救出してくれて、本当に本当にありがとうございました。

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2011年2月18日

夢は願えば叶う

本田 篤芳

2011年早くも2月に突入しました!ドイツツアーは僕にとっては初参加!しかし、TAOにとっては6回目となるこのツアー。先輩方がドイツで刻んできた歴史はかなり深いものとなっているはず。1年半ぶりの、この場所で再びTAOブームを巻き起こすべく、日々行われる舞台に熱を注いでいます!

2011_02_18_1.jpgブログを読んでくれている皆さんお元気ですか?!?
今回の初ヨーロッパでまず最初の発見は...やはり日本では見ることのできないヨーロピアンな街の風景でした!絵本がそのまま街になったような建物に、デコボコの石畳・・・。1人でふらっと散歩に出掛けました、歩きにくい石畳の道がなんだか嬉しくて写真を撮りました。この道を走る車もボコボコ音がしていました。

2011_02_18_2.jpg先日、海外マネージャーの高松さんがブログで載せてくれたLubeckでのテレビ取材。  実は初めて個人的にスポットを当てられ、メチャクチャ緊張しました・・・。
先輩達は「緊張すんなよ、リラックス、リラックス!」と励ましてくれました。
取材では、集団生活についてやその大変さ、僕がなぜTAOに入団したのか、など多くの質問がありました。ストレートな想いで受け答えができた気がします!

2011_02_18_3.jpg沢山の質問に答ているうちに、僕は純粋にTAOの舞台が好き、そしてTAOの音楽が大好きなんだ、ということを改めて強く思いました。小学生の時から必ずTAOのメンバーになって海外の人に和太鼓の魅力を知らせたい、と思ってきました。プロデューサーの「夢は願えば叶う。」の言葉を信じて、現在この世界という場所までこれました。魅力を伝えきれる程の表現力も技術もまだまだ足りませんが、ここで踏み留まることなく舞台人として、もっともっと前進していきます!ここまで支えて頂いた多くの人たちに感謝して...。

2011_02_18_4.jpgツアーも残り3週間となりましたが、これからもドイツのお客さんに日本人の根性を魅せてきます!

2011年2月16日

舞台裏のメインキャスト紹介 -その弐-

江良 拓哉

みなさんこんにちは。
「舞台裏のメインキャスト」続編のSTARTです!!
(というか全員紹介しないと終われない...笑)

さて、今回はまず、舞台照明スタッフから紹介しましょう!!
趣味/バンド。
お住まい/アーティストが憧れるというイビサ島(ネットで検索してみて!!)
好きな事/ジョーク!お酒!音楽!タバコ!これら無しでは生きられない・・・!いつも冗談を言って、陽気でいるのが好き!

しかし舞台を目の前にすると人が変わる!!目が違う!!TAO海外スタッフ歴五年。もはやこの人なくしてTAOの舞台は完成しない。照明の風來児、クリスさんの登場です!!

2011_02_16_1.jpg江良「ハロークリス!!」
クリス「ハローハロー。」
江良「(うん、いつものテンション!笑)今日はクリスに質問したい事があるんだけどいい??」
クリス「イエース」
江良「クリスはもうTAOの仕事は五年目なんだけど、TAOのどんな所が一番好きなのかな?」
クリス「嫌いな所から言ってもいいか??笑」
江良「あはは。是非頼むよ!(汗)」
クリス「冗談だよ!」
(やっぱり冗談で返されたか・・・笑)
クリス「俺はドイツツアーが始まって以来ずっとTAOのショーを特等席で観てきたけど、一度も同じステージをしない。つまり、少しずつ変更や工夫を加えていて、いつも同じショーのはずだが毎日全然違うんだ。こだわり続ける皆の姿が大好きだよ!」
(おっと!どうしたクリス!!いきなりなんかいい事言うねぇ?笑)
江良「そっかーー!なるほど!ありがとう。」
クリス「逆に俺から一つ質問してもいいかい?」
江良「いいよ?」
クリス「TAOは搬入から仕込み、バラシまで全部自分達でやる。普通アーティストはやらないだろう!?」
江良「あはは!よく言われるよ! でもこれが俺らのベースだからね!おいしい料理を作るのに、きっと料理人は調理器具から調味料まで、他人には任せられないだろう。1から10までやって、愛情を注げば舞台はもっと生きてくる!」
クリス「なるほどね...」
江良「だからこそ、五年間一緒にやってきたクリスの力が必要なんだ!!これからもよろしく頼むよ!!」
クリス「了解!八木(TAOの照明スタッフ)が帰国して俺は未だTAOに完璧な照明を当てられずにいる。本当に申し訳ない。だけどこれからもよろしく!」
江良「こちらこそ。あっ!またクリスのギターが聞きたいな!笑」
クリス「俺、ホントはピアノのほうが得意なんだよ。」
江良「え!?マジで??」



さて次にまいりましょう!
朝7時に出発し、次の町まで6時間の移動。終演後は夜中の移動・・・・・。
時には8時間9時間を超える移動日もある。
どんなにハードな長距離移動も快適なドライブライフを演出する僕らのツアーバスドライバーは、疲れている僕らに、そっとお菓子を配ってくれる。
運ぶのは人だけではない!優しさまでも運びます。
さぁミスターフアンの登場です。

2011_02_16_2.jpgこの日はイタリア人の奥様が来られていました。海外ではツアーの間、何ヶ月も会えないので途中で家族や彼女が会いに来たりします。
 

フアン「ブログに!?」
江良「うん」
フアン「それは緊張するね...」
江良「大丈夫!うまく書くから!(きっと...笑)フアンにはTAOの車中の雰囲気について聞いてみたいなー」
フアン「わかった!TAOはまず礼儀正しい。他のグループは酒を飲みながらどんちゃん騒ぎだ...。」
江良「僕らもたまにみんなでドンドン!!(手合わせ)って言ってるけどそれは大丈夫?」
フアン「アハハ、全然問題ないよ!ほほえましい限りだ!安全に運転しようって思う。」
江良「僕達は日本では自分達で運転してツアーを回るんだけど、疲れないコツとかある??」
フアン「自分達で!?それは大変だね...。運転はやっぱり疲れるよ。大勢の人を乗せているとやっぱり責任感が出てくるからね。けど、僕はこれが仕事なんだ。乗っている人に安心して、最高のバスライフを楽しんでもらわないとね。それが喜びだよ。」
江良「そっかぁー。どんな仕事でもやっぱり人に喜んでもらうっていう到達点は皆一緒なんだね。」
フアン「そうだね!僕の場合、この国は運転する時間が法律で定まっている。休憩中タバコが吸えれば全然辛くないよ」
江良「なるほどーそれはTAOには進められないね...笑」
江良「ありがとーフアン!!」



続きまして。

搬入口にトラックを着けるのに、5センチの隙間も許さない。TAOのトラックドライバー歴4年!この人を見れば搬入、搬出で何故か元気が出る。
口癖は「ナーニ、シテンダ?」(何してんだー!)(誰が教えたのか?)
一時は彼の事を「親分」と呼んだ。トラック界のジェントルマン。
ミスター!!ジョージ!!!

2011_02_16_3.jpgジョージ「ん!?俺に??」
江良「そうそう!笑(みんな驚くねー)」
江良「じゃー質問するよ!(あれ?ジョージ顔が赤くなってきた...笑)」
ジョージ「OK」
江良「ずばり!TAOの男達の働きぶりはどうでしょうか!?」
ジョージ「あぁ、なかなかクールじゃないか。あんなにハードな本番を終えてから道具の積込みまで自分達でやるのはTAOぐらいだよ!」
江良「あぁ、クリスにも言われた...笑」
江良「ジョージのこれまでのトラック人生で最大のピンチは無いの??」
ジョージ「ピンチ??」
江良「イエス」
ジョージ「いつもどうり依頼があって、そこに荷物を届けに行く途中、大雪にあってねー、まったく動けなくなって、その日はトラックの中で寝て、次の日自分でスコップ持って除雪作業したことかな、結局はクレーンで助けてもらったけど...、」
江良「あー除雪作業ね!分かるわかる...すっごい分かる。僕らが住んでる久住も雪すごいからねー。雪かきに始まり雪かきで終わる、ではないけど、結構雪かきしてる...笑」(それにしても、トラックが動けない程の雪に1人で除雪に挑むとはスゴイ男だ!)
ジョージ「まぁピンチってのはそのくらいで、あとはたいした失敗はないな...。」
(......さすが、常にクールなジョージ。今の雰囲気からして、小さな失敗は沢山あるが、それを失敗と見なしていない...。超ポジティブ思考!笑)
江良「ありがとうジョージ!今日も搬出よろしく!!」
ジョージ「まかせろ!」

さて、今回登場した3人もTAOには無くてはならない存在です。
仕事の内容は違うけど、目指すものは一つ。その日その日の公演を最高のものにする!今回のツアー、TAOのメンバーも活き活きしているけど、スタッフ達も熱い!!最高の裏役者達に後押しされ今日も爆進しています!!



さあ次の登場は、

[絶対に決まった飲み物しか飲まないクリスの相棒。]

[声はターミネーターだが、名前がすごくカワイイ大道具のスタッフ]

[そして、今回初めてこの人が僕らのツアーに参加してくれた!!TAOが初めてドイツに来た時からずっと陰で支えてくれた女性!!]
      
お見逃し無く?

 (なんか俺だんだん板についてきたな......勘違い??笑)


2011年2月15日

シャガールとの再会

佐藤 和哉
                        
 何度も夢に出てくる場所ってないですか?

 スイスはチューリッヒでの公演を終えた翌日の移動日、午前中に2時間ほどチューリッヒの街で自由に過ごす時間をもらった。
 「アーミーナイフを買いにいきたい」「バリー本店に行きたい」「スイスチョコレートの老舗があるよ!」などなど、ワクワクな声が飛び交う中、私の目的はひとつ。

 シャガールのステンドグラスが観たい。

 チューリッヒ、フラウミュンスター(聖母教会)のステンドグラス。幻想的な画風で有名な画家マルク・シャーガールが、感性の熟した晩年に作ったというステンドグラスである。
実は、2006年のヨーロッパツアーで初めてチューリッヒを訪れた際に、一度観に行ったことがあった。あの時の体験は、今でも忘れられない。感動と言うにはあまりにも静かで穏やか‥‥まるで時間が止まっているような感覚の中で、神聖な何かが宿ったような美しさを放つステンドグラスの光と色が、肉体を通り越して魂に染み渡っていくような不思議な感覚。自然の光を取り込んだ優しい光と例えようのない彩色、柔らかな聖人たちの表情と、ガラスなのに揺らめいているような不思議なカットは、『色彩の魔術師』という異名にふさわしく、まさに魔法のようだった。

 それ以来、何度となくその時の光景が夢に出てくるようになった。

 あれから5年、あのステンドグラスとまさかの再会のチャンスに、胸が躍らないわけがない。
皆で集合する場所と時間を確認し、解散になってからは、水藤さん・シンゴさん・チューリッヒ初参加のあっくん(本田)と一緒に、とりあえずチューリッヒの見所のひとつである旧市街を散策することにした。

2011_02_15_1.jpgその道中、辛抱たまらずシャガールのステンドグラスの魅力についてついつい三人に熱弁してしまったところ、興味を持ってくれたのか私のうざい熱意に押されたのか、みんな賛同してくれて、一緒にフラウミュンスターへ向かうことになった。

2011_02_15_2.jpg 重い扉を開けて中へ入ると、そこは清廉な静寂の世界。重ねた歴史を醸す堂内の雰囲気の中、撮影禁止の看板が異様な存在感を放っている。教会の中央まで歩みを進めて振り返ると、それはあった。

2011_02_15_3.jpg↑撮影禁止だったので、ポストカードの写真です。


 夢に出てくる所に来るというのは、何とも不思議な感覚だ。現実が夢になり、夢が現実になる。なんかこんな映画あったな。5年も経つと記憶も曖昧になるが、いざ目の前にすると昨日のことのようにありありと思い出す。夢になりかけていた現実が、元の現実に戻っていく‥‥面白い感覚。

 ステンドグラスは5列。左手の壁に赤、正面の壁に、左から青・緑・黄、右手の壁に青。5年前と同じ空気に包まれながら、整然と並んだ長椅子の中でも、5列のステンドグラスが一望できる位置に腰掛け、ゆったりと眺めた。
 そうそう、この感覚だ。心地よく、美しく、静かで、安らか‥‥キリスト教のことはそれほど詳しいわけではないため、絵の意味する正確な意味は解らない。が、この芸術が作り出している空間は、宗教など飛び越えて伝わる何かがあるように思える。大地の赤、水の青、光の黄、空の碧、そして、それらによってもたらされる恵みの緑。この世界を作っている真理をシャガールは示し、その中にこそ神はいる、と言いたいのだろうか。前回には気づかなかった色の持つメッセージ。これは私の思い込みかもしれないが、そういう見方ができただけでも、再びここに来た甲斐は充分にあった。

 外に出ると、空気の冷たさも爽やか、なんだか体を巡る血液がサラサラになったような爽快感で足取りも軽く感じる。やっぱり、イイモノを見るというのは、いい。自分の中に、かけがえのない宝石を一つ埋め込んでもらったような感じがする。それはきっと、自分が忘れてしまわない限り、死ぬまで自分の中に残る素晴らしい思い出の一つだ。この沸々と湧いてくるみずみずしいやる気は、そのまま舞台へ持っていこうと思う。感動のチカラは偉大だと、改めて思った。
2011年2月14日

DAY OFF!! 

黒柳夏子
                              
新しい年が始まったと思ったら、もう一ヶ月が過ぎてました・・・。
充実した日々を過ごしていると時間が経つのが、本当に早く感じます。紆余曲折ありましたが、舞台も順調に進行し、スイスのチューリッヒでの2DAYS公演も大盛り上がりのなかで幕を閉じました・・・。
という所で、やってきましたDAY OFF!!
とは言ってもこの日はスイスからドイツへの移動日・・・しかし、ここでスイスを楽しまないと!
ということで、一時間半だけ時間を作ってもらいスイス観光へと出掛けました!!

まずスイスの街に降り立った瞬間!
本当にバスを降りたその場所にTAOのポスターを発見!
       
2011_2_14_1.jpgいやぁ、やっぱり嬉しいもんですね。
そして街並を感じながら,お散歩です。この日は本当に寒かった・・
アルプスの写真を撮ろうとワクワクしていたのに、曇りで見えず・・・。
残念でしたが、自分撮りに挑戦してみました!結構上手に撮れてませんか?
      
2011_2_14_2.jpg川沿いを歩くと白鳥の群れを発見!ヨーロッパツアー初参加のあすちゃんは、なんでも珍しいみたいで、いろんな物にデジカメを向けてはシャッターを切ってました。「あ!白鳥やー!」と駆け寄ったものの、白鳥は橋の下に入ってしまって良い写真は撮れなかったみたいです、残念・・・。

2011_2_14_3.jpg二人の後ろに見える緑の屋根の教会は、以前ここに訪れた時に立ち寄りました。中にはシャガールのステンドグラスがあってとっても素敵なんです。もっとゆっくり時間があったら、あすち
ゃんに見せてあげたかったな・・・。またいつか訪れたい場所の一つです。
 そろそろ集合時間が近づいてきたので急ぎ足で集合場所へと向かっていると、何故か皆ピタリと足が止まりました・・・。そう、スイスには美味しいチョコレート屋さんが沢山在るんです!
女子には勿論たまりません!(笑)
  
2011_2_14_4.jpgみんなちゃっかり美味しそうなチョコをお買い上げです。食べ過ぎない様に気をつけないといけませんね。でも、やめられなーい!ですよね(笑)。

DAY OFF2日目はドイツで初めて訪れるHeilbronnという街の散策に出かけました。
絵本を広げたみたいな街並と石畳が街を童話の世界へと誘っているみたいでした。
   
2011_2_14_5.jpg街の真ん中辺りにあった噴水は、ガチガチに凍っていてちょっとやそっと叩いてもびくともしなかったので、純君がおそるおそる足を伸ばします・・・いつもの勢いはどこへやら、
「大丈夫ですよ?」なんて言いながら、ちょっと腰が引けてますよね?

2011_2_14_6.jpgそこに、「そんなんじゃ、いかーん!」と。勢い良く飛び乗ってポーズをとってくれたのは和哉君でした(笑)

 2011_2_14_7.jpgお昼ご飯はドイツ料理を食べようと、お店に入りましたがドイツ語メニューOnlyで全く読めず、皆で四苦八苦。お店のお姉さんも英語はほんのちょっとしか話せなくて・・・。もう感を頼りにオーダーする事に・・・。「冒険してみます!」といった和哉君のメニューは大正解!「この肉、とろけますよ。」って、大満足な味だったようです。私は、シュニッツェルを頼みましたが、こちらも肉厚で美味しかったですよ!

2011_2_14_8.jpg2011_2_14_9.jpg2011_2_14_10.jpgお昼ご飯をお腹いっぱい食べた後は、街を歩きました。雪がちらほら降っていて、本当に寒かったけど、そんな冷たい空気を感じながら、一歩一歩噛み締める様に歩きました。途中で教会にも立ち寄ったのですが、お昼の時間だったのか開いてなくて・・・でも、とっても楽しい時間を過ごす事が出来ました。寒すぎて、部屋に帰り着いた時には震えてましたけどね(笑)

こんな風に、沢山の場所で沢山の事を感じてまた次の公演に挑んでいる私達でした。
でも、もうちょっと温かい所にも行きたいなぁ・・・










2011年2月 6日

布屋探しのパートナー

グルグル マキマキ

ドイツツアーに入って早いもので2週間が経過してしまいました!!
私はこのツアー期間内に、どうしてもやっておきたい事があるのです。
それは、「浮世夢幻打楽―参の絵巻―」のNEW衣装デザインと布地探し。
海外でしか手に入らない布地やパーツを、なんとしてもGETして帰る事!

この目標通り、既に布屋に通う事8回。加えて、ミシン屋へ2回。
なんとツアー中にこの回数、凄いと思いませんか?!!

こんな事が実現出来るのも、実は心強いパートナーがいるからなのです。
今回、私のわがままを叶えてくれたのは、ドイツツアーマネージャーのピーターさん。
ピーターさんはお婆さんが"コスチュームデザイナー"だったそうで、「僕も布に興味があるんだ。」と、いつも快く対応してくれます。

2011_2_6_1.jpg
実に細やかに気が利く人で、私が希望する布の種類や、ミシンの感じを話しておくと、各町で非常にクオリティーの高いお店を、次から次に探し出してくれる頼もしい人なのです。

2011_2_6_2.jpg"シャネル"などが立ち並ぶ高級ブランド街にあるシルクの専門店から、郊外の、デザイナーやデザイン学校生しか知らないようなマニアックな店まで・・・。
ツアーをしながらこれだけ良い店に通えるなんて夢の様、感謝感激です。
毎回色々な国で布屋を巡っているけどピーターさんのお陰で、今回は特別質が高い布屋巡りになりました。

2011_2_6_3.jpg
世界各地での布地探しは本当に楽しいのです。
その国の文化や生活習慣に相応しく、置いてあるものは布地も道具も様々で、それらは色々なアイデアをもたらしてくれたり、制作の上での大きなヒントになります。
私にとっては宝探しに近い感覚かな・・・。

それもこれも、こんな風に手助けしてくれる優秀な現地スタッフのお陰であり、海外マネージャーを独り占めしても、文句なく送り出してくれる仲間のお陰。
そして、なんと言っても私に寛大なチャンスを与えてくださる、我がカンパニーの社長さま。いつも変わらず「ドーンと買っときなさい!」とだけ言って下さる。

制作に入る前の段階でも、こんなに沢山の人に支えられてTAOの衣装は出来て行くのです。
なんでも、一人じゃないんですね?。

こんなに恵まれた環境で良い物が作れなかったら、マジでバチが当たるよアタシ。
って、毎回店で掘り出し物を見つけては、買い占める度に緊張感が走ってマス。

2011_2_6_4.jpgそういう訳で、今のところ移動日とオフ日にはひたすら布探しのマキさん。
・・・で、NEWデザインは??って気になりますよね(笑)。
テーマに添って、まずは沢山の資料を検索中です。
デザインの話はまた次回!!

楽しみにしていて下さいね。
2011年2月 5日

舞台裏のメインキャスト紹介!-その壱-

江良 拓哉

みなさんこんにちは!!
五度目となるドイツ、スイスツアー。浮世夢幻打楽弐の絵巻は着々と成功の波紋をドイツ全土に広げつつあります。そんな僕たちTAOを支えてくれるのはドイツから集った数十名のテクニカルスタッフ達。今回僕は舞台の裏で活躍するメインキャスト達を密着取材しました!!
スタッフの紹介&それぞれがTAOについて熱く語ってくれました!
※ 訳/海外担当マネージャー 高松


まず、舞台には欠かす事の出来ない舞台監督という仕事。搬入から仕込み、本番、搬出まで全ての作業において現場を監督するとても重要な仕事です。
そんな役を担うのは今回初参加のリーン。ハリウッドだったらきっとマフィア関係の役柄がバッチリ似合うであろうクールでハンサムな男です。
早速インタビュー!!

2010_02_05_1.jpg江良「TAOのショーは初めてだよね?何が印象的??」
リーン「そうだなー。とてもクールで、パワフルだ。特に大祭!あれはいいねぇ。スペシャルだ!!」
江良「情熱的なのが好きなのかな?」
リーン「そうだな。だけど静かなシーンも魅力的だよ。舞台の流れにメリハリがあってとてもよく出来ていると思う。」
江良「舞台監督としてTAOの仕込みで何か気になる事はある?」
リーン「マーキングがいっぱいでよくわからねぇな 笑」
江良「そうだよねー... 何か改善します。笑 ありがとうリーン!!」
リーン「あぁ!! あと女の子。ありゃーかわいいねぇ」
江良「????  ...うん!笑 伝えときます。(女好きか?)」

...続いて、

マイクを通した楽器の音はこの男に任せれば大丈夫!
音響のマヌー!!三度目のドイツから参加している今やTAOには欠かせないスタッフ!すてきな笑顔はライオンキングのムファサのような温もりを感じます!さて、サウンドクリエイションマスターのマヌーです!!


2010_02_05_2.jpg江良「やぁマヌー」
マヌー「お・は・よ・う」
江良「笑(いつの時間でもあいさつは日本語で「おはよう」...)」
江良「今日はマヌーに質問したいことがあるんだけど、TAOの使ってる和楽器についてどう思う?やっぱり難しい?
マヌー「そうだねー。僕自身日本の伝統を知っているわけではないから、やはり音をうまく作るのは難しい。ミスターウラベ(日本のTAO音響スタッフ)のようにはうまくいかないなぁ。」
江良「さすが占部さんだな...」
マヌー「彼はやるべき事が明確に見えているから仕事が早い。それに和楽器の
音を深く追求している。彼はすごいよ。」
江良「なるほどー!!TAOの楽曲についてはどう思う?」
マヌー「TAOは日本の楽器だけではなく、アジアの様々な楽器を多様してうまく音が作られている。すごく工夫されていておもしろいよ!一つ僕の意見として、もっと近代的な楽器とコラボレーションしたらおもしろいんじゃないかなー。大祭のアップテンポな曲に近代的な音をミックスさせて音を作ってみたい。」
江良「なるほどー。それはおもしろいかもしれないね! ありがとうマヌー!」
マヌー「あ・り・が・と」

続いてツアーマネージャーのピートです。
おばあちゃんがファッションデザイナーをしているらしく、麻記さんの布探しにも真剣になって協力してくれる。以前は約130人のフルオーケストラのツアーマネージャーをした事もあるとか。バス3台、ホテルのチェックインに約1時間・・・・。
僕達アーティストの事を一番気遣ってくれる心優しきドイツのジェントルメン。

2010_02_05_3.jpg
江良「やぁピート!!今日はピートにインタビューしたいんだ!」
ピート「僕に!?」
江良「そう!笑」
ピート「君じゃなく僕がインタビューを受けるのかい??」
江良「そうそう」

---高松マネージャー説明中----

ピート「OKいいよ!何が聞きたいんだい??」
江良「ピートはこれまでいろんなアーティストグループのツアーマネージャーをして来たって聞いたけど、TAOが他と違う所って何?」
ピート「OK。まずTAOはグループとして、ものすごく訓練されている。特に時間厳守なのが素晴らしい。集合時間やチェックアウトの時間等他のグループはルーズだけどTAOは五分前にはみんな集まっている。笑 それにTAOの素晴らしい所はスケジュールやホテル環境、色んな困難な状況に差し掛かるとまず他のグループは文句が先に出る。でもTAOは文句を言う前にどうしたらいいかをみんなで考えている。これはとても素晴らしい事だよ。」
江良「......なるほど...(たしかに今は当たり前に出来ているかもしれないけど高校の時なんて毎日遅刻してたし問題ごとなんてどうでもよかった。今当たり前に出来るようになったのはTAOのおかげだな...真剣に生きてるって事なんだな...)」
江良「ありがとうピート!!」
ピート「もう終わりかい!?もっと質問してくれ!!笑」
江良「あはは。また何かあったらよろしくお願いします。」
ピート「オフコース!」


さて、今回は3名のレギュラーを紹介しました。
舞台は表裏一体でないとイイものは出来ません。彼らのおかげで僕らは毎日笑顔でカーテンコールを迎えられるのです。

次回登場するのは、
舞台に様々な表情を作り出す舞台照明のスタッフ。
毎日の長距離移動を安全に移動するバスドライバー。
今年も来てくれたトラック界のジェントルマン。

まだまだ続きます!お楽しみに。




2011年2月 3日

強靭な肉体を持つ男

佐藤 和哉


 いやいや、寒くなってきました。今年も大寒波がくる、という情報から、防寒グッズをそろえて挑んだ今回のドイツツアー。
 しかし、いざドイツに降り立ってみると、もー全っ然寒くなかったんです。「なんだ、全然余裕じゃん」なんて言っていたのも束の間。10日程経つと、あっという間に寒くなって、公演の水場にも氷が張るようになりました。

 ドイツは日が昇るのが遅くて、8時を回ったらようやくうっすら明るくなります。朝食後は皆それぞれ寒くない格好をし、バチを持って集合して、その日の舞台の手合わせをホテル近くの広場でするのが習慣となっています。今日の公演地マンハイムでも、もちろん集まって練習しました。

2011_02_03.jpgこんな格好しないと寒くてやばいんですよ。
 でもそんな中、ハイ、気づきました?一人ジャンルの違う格好した方がいますね。ちなみに、ここの水辺も少し凍っていたので、気温は0℃くらいかと思われます。とっても寒いんです。しかし、そんな寒さをモノともしない男は、我らが河原シンゴさんです。

 シンゴさんは普通の人とは体感温度がかなり異なるようで、皆が凍える中、平然と真夏の格好で過ごせるという、強靭な肉体を天から授かっています。最初はやせ我慢しているのかと思いましたが、意外と素でいけるみたいです。寒いのが苦手な私としてはうらやましいかぎりです。きっと、三国志などで出てくる常人離れした武将なんかは、こういう肉体を持って生まれた人たちだったんだろうなぁーと思う今日この頃です。
 
 こんな感じで、みんな元気にやっています!時差ボケもだいぶなくなってきました!まだまだツアーは序盤。体調管理にも十分に気を入れて、舞台に磨きをかけていきます!


2011年2月 1日

皆、元気です!!!

西 亜里沙

皆様、お元気ですか!!
気が付くと、日本を離れてもう2週間が経とうとしていました。
驚きです!!
約1年2ヶ月ぶりのドイツツアーはやっぱり問題目白押しでしたが、なんとか軌道に乗り、皆元気で順調にツアーを行っております。
こうして困難を乗り越える度に、人は沢山の経験を積み重ねながら知恵を付け、工夫を重ね、成長していくのだな・・・そして、皆がいてくれて良かった!と仲間の大切さを実感します。
さてさて、バタバタと過ごして来たこの2週間のご報告をさせて頂きたいと思います!!
まず、1月19日この日は空気が刺す様に冷たい日でした。そんな寒さにも負けず、声を張り上げ、桴を振り上げ、野外朝稽古をしていると、突然「あられ」攻撃!?スゴイ勢いで「あられ」が降って来ました。慌ててホテルまで帰りましたが、一瞬でジャンバーのフードやバッグの中にたっぷり「あられ」が積もっていました。冷たい!痛い!と言いながら喜びが隠せないところを夏子さんのカメラにしっかり納められていました(笑)

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そして、1月22日この日は、日本から一緒に来ていたテクニカルスタッフ、占部さんと八木さんが帰国する日、空港までお見送りに行きました。
現地テクニカルスタッフと別れを惜しむ八木さん。メンバーと別れを惜しむ(楽しそうですが(笑))占部さん。
この後、彼等はトランジットした韓国の仁川空港で大雪の為、約1時間飛行機の中に待機させられた後、やっと我が家へ帰り着いたそうです。
無事に帰国出来て良かったです!!

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さて、空港を出発、今回は珍しく現地のテクニカルスタッフも私達のバスに同乗しました。私の向かい側が音響のMANN、窓側が照明のOLLI、私の向かい隣が舞台の設置をしてくれる(日本で言えば大道具さんになるのかな?)BERNIEです。皆気さくで優しく、面白いスタッフばかりです!!


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長距離の移動は大変ですが、本当に素晴らしいバスを用意して頂いて感謝です。
冷蔵庫もレンジも、コーヒーマシーンまであって、おいしいコーヒーも飲める!
そのコーヒーを飲みながら、急遽決まったスイスでのイベントの打合せ・・・。


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後部座席に移動すると、なんと37型のテレビが設置されています。これにビデオカメラを繋げて、皆で駄目出しミーティング。


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他にも、本を読んだり、作曲・編曲を行ったり。衣装のデザインを考えたり、
眠ったり・・・。充実した移動時間を過ごしています。

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まだまだこれで1週間。このまま続けるとあまりにも長くなってしまうので・・・。次週へ つづく(笑)

2011年1月27日

弐の絵巻 最終章

岸野 央明

 ドイツツアーが始まったにもかかわらず、実は私の頭の中は"参の絵巻"をどうするか?ということでいっぱいだった。昨年1年間かけて育て上げてきた"弐の絵巻"これを超える作品が作れるのか?日本に帰国する前に、いち早く新しいものを作りたい!と焦る私の気持ちとは裏腹に、プロデューサーは「まずはこのドイツツアーを大成功させることを考える!もっと細部に渡ってやり直さなくてはいけない所が沢山有る。"弐の絵巻"の本当の最終章を目指して頑張れ!」そう言い残して、日本へと飛び立っていった。
 一瞬、不安がよぎったが、翌日から心機一転。早速その練習がスタートした。まずは作曲チームによる駄目出し会議、その結果を全員でもう一度話し合い、決まったことを次から次にどんどん試していく。

2011_1_27_1.jpg毎日細かい振り付けのズレや、音のニュアンスの違い、顔の向きや気持ちの移り変わりまでも、徹底して指摘される。

2011_1_27_2.jpg今回、ドイツツアーには初参加、国内ツアーよりも厳しい駄目出しに必死で個人練習を繰り返す本田君。
(怖い先輩がいるので本番前の準備に余念がない・・・(笑))

2011_1_27_3.jpgそして、海外という事でのキャスト変更で不可能になってしまった演技を、落とす事無く、今までより更に良くしようと頭を悩ます江良君。何度も試行錯誤して新しい技を披露しては、「全然駄目!!」と厳しい駄目出し・・・。
しかし、くじける事無く立ち向かう彼は<ピンチはチャンス!「×」バツだって見方を変えれば「+」プラスになる!>常に前向きである。

2011_1_27_4.jpgはてさて、海外での大問題はこちら・・・。凱旋公演で新しく演目に加わった拍子木パフォーマンス。こちらドイツではシンゴ君と太郎君がチャレンジしているのだが、あの終わりのお約束「よーお、パン!」が海外では通用しない!!
焦る二人。現地スタッフに調査をして日々模索中。
いやぁ、人には沢山の可能性があるものですね。あんな演技が出来たなんて、想像出来ませんでした・・・。

2011_1_27_5.jpgこうして日々「弐の絵巻」を見直していくうちに、まだまだ足りないものや、もっとこうしたい・・・なんてアイデアが出てきた。
「参の絵巻」の新作アイデアを必死に考えていた時より、自然と新たな発想が生まれそうな気がする。
新しいものを生み出す者として、また一つ大切な事をプロデューサーに教えて頂いた気がした。

2011年1月25日

「浮世夢幻打楽・バージョン2.4の絵巻」誕生。

今月の初めに「浮世夢幻打楽・弐の絵巻」は、国内での千秋楽を迎えた。
その数日後、「浮世夢幻打楽・弐の絵巻」はドイツへ渡り、ヨーロッパでの初日を迎えた。一度終わったつもりがまた最初からとなると、何かに騙された様な、不思議な感覚を憶えるが、よくよく考えてみるとドイツへ来るのは1年と2ヶ月ぶりとなる為、確かに初日となった訳である。

そして今夜、「弐の絵巻」は、「2.4の絵巻」へとバージョンアップする。

今更何故?と日本のみなさんは思われるかもしれないが、変更の理由は会場の「舞台設備」にあり、我々のやりたい事が、用意された会場では残念ながら実現できないのである。
「会場に文句を言った所で何も始まらない」と、藤高プロデューサーから革命的な決断が下され、ドイツツアー3会場目から第二部の構成を大胆に変更し、全く新しい展開の「浮世夢幻打楽・弐の絵巻」が進められる事となった。

簡単に言ってしまうとこれは、「大どんでん返し」である。

全ての指示を終えた所で、藤高プロデューサーは日本へと帰国。
限られた時間の中、残されたメンバーとテクニカルスタッフ、そして現地のクルーも含めて練習やミーティングが繰り返し行われた。

こうして今日、「ハンブルグ」での本番当日を迎えた。
「ハンブルグ」と言えば、TAOがドイツを訪れた最初の場所である。
運命のいたずらか、新たなる挑戦が再びここで始まろうとしているのだ。

あの頃のがむしゃらな気持ちと寸分違わぬ気持ちで、皆の命を燃やそう!

予想外の出来事だったとは言え、今となっては「ドイツ初上演」と言う響きに感じていた違和感は全く無くなった。
この「浮世夢幻打楽・弐の絵巻」はヨーロッパの地で今までよりも勢いを増して爆発する事になるであろう。

日本の皆さんにご覧頂けないのは残念だが、必ずや「浮世夢幻打楽・参の絵巻」で今回の経験を昇華させる事を固くお約束します。

水藤 義徳

2011年1月24日

あすかカンタービレ!! 

岩谷 あすか

入団して5年、実はドイツツアー初めてです。
『ドイツは寒いよ!』とメンバー皆に言われたので、防寒対策としてスキーウエアーにモコモコの靴、マフラーに手袋、そして今どのスポーツメーカーも出しているヒートテックを準備して出発しました。

 1月13日ドイツに到着。
空港から外に出てみんな口々に『寒くないっ』『久住の方が寒いし!』と連呼・・・
この日は、日本から長い長い海を渡って届いたコンテナの荷下ろしの日で時差ぼけの中、皆せっせと下ろしパッキングされてある太鼓をカバーから外し、打面や音をチェックします。皆半袖で動き回っています。
もしかしたら、今年のドイツは寒くないのかもしれない・・・そう思っていました。

 14日にリハーサルを終え、15日Mannhein初日。
TAOも現地スタッフさんも仕込みを始めます。初日だからか、なかなかうまく物事が回らず時間だけが過ぎていきます。
会場時間ギリギリまで転換の打ち合わせ。

 16日あのベートーヴェンが生まれ育った街Bonnで二日目。
日本では会館や劇場が主だが、ドイツではコンサートホールが主らしく、なんて説明したらいいのかわかりませんが、日本で出来ていたことがスムーズに行えず、日に日に変わる転換に悪戦苦闘し、この日も会場時間ギリギリまでドタバタでした。
この二日とも曲の練習やリハーサルが出来ておらず、演奏内容も決して良かったと言えるものではなく、本番が終わり舞台裏では『すみませんでした。』の声が何度も耳にはいりました。
 プロデューサーからもこの二日間の演奏を見てのミーテイングがあり、プロモーター側からの意見や全体的な反省点、演目一つ一つのダメ出し、個人的なダメ出しもあり私へのダメ出しは筝でした。筝と一体化していない、弦を見ないと弾けない、赤恋で弾く筝のイメージが違う・・・『はい』とは言うものの心の中ではやっぱり悔しさが一番にきます。
ドイツツアーでの課題にこの筝も含め、残り約1ヶ月半、目指すはあすかカンタービレ!!
自分と筝が一体となり、フレーズ一つ一つが歌うように演奏する。筝だけではなく、太鼓にしてもそうだと思います。
気持ちのこもった歌に鳥肌がたったり、感動して涙がでたり・・・それを太鼓や筝で表現していきたいです。

 19日Hamburg、プロデューサーから頂いたダメ出しをもとに、今日も手合わせです。
ハンブルグはとても寒いです。芯まで冷えます。大丈夫と思っていたmy防寒対策グッズをバスに乗せたままにしていることに後悔です。

皆さん、日本は寒いですか?
Yellowの皆、久住の雪はどうですか?
お互いこの寒さに負けず、乗切っていきましょう!
2011年1月22日

ドイツに舞い戻って

2011/01/19原口 純一

あけましておめでとうございます。そう言ってから早いもので1ヶ月になろうとしています。早いです。本当に早いです。こんな風に、あっという間に1年なんて過ぎていってしまうんですねっ。だからこそ毎年、目標を持って1年を過ごすのですが、今年はといいますと...それは内緒にしておいて。一つだけ、大人の男に成長します!!(笑)

さて、久住を離れてもう1週間が経った。今年も、例年通り真っ白な久住から新年を迎え、寒い、寒い冬が始まるのだろうと覚悟していたら、その期待を見事に裏切られ、例年に増しての大寒波...。雪には慣れているはずの僕らもさすがに...。毎日の除雪作業にチェーン取り付け。ばたばたのお正月。そしてあっという間にドイツへ出発。

だが、ドイツについてみると、驚くことに、全くといっていいほど寒くなく、むしろ暖かいといっていいくらい。防寒対策も万全で挑んだドイツ。のはずが、防寒グッズはトランクケースの中...。

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いつもの寒さとは違い少々拍子抜けしながらも、ドイツの会館に一歩足を踏み入れ、太鼓達と再会した瞬間、やはり一瞬で気が引き締まった。
一昨年の冬に来た時は、体調を崩し、モチベーションも上がらず、自分自身がプロとして、情けない結果に終わってしまったツアー。今回こそはと、リベンジを誓い、このツアーに望んでいる。いったいこの1年で、どれ程成長することができたのだろうか。1年前とは違う自分をこのドイツでしっかり探求していきたい。

そして、日本に帰れば、春には新作舞台「浮世夢幻打楽 -参の絵巻-」がいよいよ始まる。前作以上の作品に仕上げるためにも、このドイツでまずは地盤を築いていきたい。2ヶ月ほどしかないツアーを有意義なものにして、日本に帰国しよう。

そう決意し、滞在中のハンブルグの地を歩き出した。

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