2010年9月アーカイブ

CD制作

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2010年夏、REDにとっては初めてとなるTAOの里「赤兜ライブ」が口蹄疫の問題で中止となり、REDメンバーにとって、どれだけ悔しくて遣り切れない思いだったか、彼らをそばで見ながら、本当に残念としか言いようがない状況だった。
2009年4月にオープンした「赤兜」は、世界的な建築デザイナー丸山欣也氏とTAOの音楽プロデューサーたちの監修による、徹底して音環境にこだわって造り上げられた建物だ。


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REDはここでの演奏を1年半も待ち望んでいたのだ。
もちろん、REDメンバー同様、ファンの方々も同じ気持ちだったと思う。
しかし、REDたちは、そんな状況からすぐに気持ちを入れ替え、新作のCD制作へ情熱を傾けていった。
8月4日、NYよりTAO音楽監督である「奈良部匠平氏」を招き、1ヵ月間缶詰状態で曲の編曲・新曲制作を行った。更に、レコーディングディレクターでもあり、音の魔術師である「伊東俊郎氏」をも加えて収録が進んだのだが、この二人の音・音楽に対するこだわりが半端ではない。ついには悲鳴を上げるメンバー。中には自分の才能に嘆き苦しむ者。毅然として立ち向かい何十回も何百回も挑戦を続ける者。壮絶な戦いが毎日24時間続いた。


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ある日、二人のディレクターからこんな話を聞いた。
「TAOは全員がとんでもない成長を遂げている。これから先、もっともっと音楽制作・レコーディングには時間が必要でしょう!恐らく3ヵ月は必要になってくるはずだ!」
そして、「我々はすでにTAOの一員だ。何ヶ月でもお付き合いしますよ。」
彼らは、日本の音楽シーンのトップを支えてきたスペシャリストで、その活動の多忙さは、私が十分に知っている。そんな二人にこのような声をかけていただけるとは、なんと光栄なことか。
本日9月3日早朝、ようやく全ての収録を終えた。
奈良部氏は、このまま昼の便でNYへと帰り、あとは伊東氏のMIXが赤兜で続く。
TAOはというと、なんと本日から始まる秋の公演先へと移動を始める。
きっと極限の状態が続き、一息入れたいところだろうが、それも許されない。
私が言うのも変だが、本当に彼らは、人間的にも、音楽家としても、アーティストとしても、物凄い底力のある資質を持ったメンバーである。ただ表現力豊かな器用なアーティストというわけでなく、そこには多くの人々を惹きつけてしまう素晴らしい精神を持っている。
今回のCD「浮世夢幻打楽?弐の絵巻?」は、12月より販売を予定している。
彼らの根性と愛情がたっぷりと込められた新作にご期待ください。


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2010年9月3日
藤高郁夫

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